高気密・高断熱にすることによるメリット・デメリット その1
●メリット
- 高気密かつ高断熱であるため、もともと暖かく少しの暖房で温まりやすい
- 暖房の設定温度をそれほど上げずに済むので光熱費が安い
- ヒートショックの心配が少ない
- 遮音性が高い
●デメリット
- 夏暑くなる
- 湿気がこもりやすいので、結露ができやすい
- 高気密であるため、シックハウス症候群の恐れ
○高気密高断熱するときに気をつけるべきこととは
高気密高断熱にすると、住宅が息ができないため、ペットボトルの中に住んでいるような状態となり、その結果結露ができます。
また見えない壁内や小屋裏、床下などで発生する内部結露が原因で木材が腐ったり、鉄サビの原因になるため、家屋の寿命にも影響が出るため深刻な問題です。
その結露問題を解消するため、現在家を建てる場合は必ず24時間換気システムを取り付けなければ確認申請が通らなくなっています。
ただ、その24時間換気システムの性能によりその効果は大きく変わってくるため、住宅購入を考えている場合はどのような換気設計がなされているか、詳しく担当者に確認をしましょう。
最近では床下エアコン冷暖房や熱交換型24時間換気システムが人気ですが、このシステムにはいろいろと問題、課題が多くあります。
換気が良い部屋を作ると、ちりやほこりが発生しないという声も聞かれます。