浴室と脱衣室とが3尺(910㎜)間ズレしているのを、ズレをなくして引戸にしたいとご要望のお施主様。浴室廻りの様子から構造部分の腐食も考えられるので、構造から補強して変更する計画。
キレイに手入れされて来られたお住まい。それでも解体してみると予想通り寒さによるタイルの割れから侵入した湿気により、土台・柱の根本部分に腐食が観られました。基礎からやり直し、柱・梁の補強、筋交いの追加をしながら間取りの変更を行いました。
窓も変更になるので断熱サッシに変更。無断熱だった壁天井に断熱材の充填をすることで、部分的ですが暖かくなりました。
「建物は夏向きに建てろ」とはいいます。北関東は夏暑くて冬寒いエリア。いまだに浴室廻りでのヒートショックによる血圧関連の疾患による死亡率が高いです。今回の工事で健康に暮らすための冬の寒さ対策にもなりました。